年末の大掃除
クリスマスお正月準備
…と、忙しさマックスですよね
年末はとにかくやることいっぱい
鏡餅とかって本当に飾らないといけない?
なぁ〜んてつい頭をよぎっちゃう
ズボラな私ですが、
一応毎年、鏡餅飾っています。
ですが、
鏡餅ってなぜ飾るのでしょう
では、さくっと見ていきましょう!
◯鏡餅を年末に飾り始めるのはなぜ?
鏡餅は家に来てくださった
年神様に滞在していただく
依り代(よりしろ)なのです。
地域によっては鏡餅のことを
“おすわり”と呼ぶところがあるそうです。
年神様が
餅の上に座られるので、
そういう呼び方をするそうです。
なので、お正月が来る前に飾るのですね。
ちなみに年神様は、
- しめ縄
- 門松
を目印に家に来てくださります。
とはいえ、
絶対この日に飾りましょう!
という日はありませんが、
末広がりの8は
縁起がいいそうで28日に
飾るところが多いそうです。
縁起が悪い日としては、
- 12月29日(二重苦)く
- 12月31日(一夜飾り)
(※大掃除後のきれいなところに飾るのが吉)
お正月が来る前に飾るのには
意味があったのですね。
なら飾らないとっ!
ってなりますね。
◯鏡餅とは
米粒には神が宿ると
信じられていました。
餅は米でできていることから
神の力が宿る食べ物とされてきました。
鏡餅は、
- 下の大きい餅→太陽(陽)
- 上の小さい餅→月(陰)
と見立てられて
2つを重ねて飾ることで
幸福&財産という
福徳が重なるので
縁起がよい!
とか
円満に歳をかさねる
という願いを込めて飾るように
なったのだそうです。
◯名前の由来
昔の三種の神器の一つ
銅鏡(丸い鏡)には
神が宿るとされていました。
そこから鏡餅と呼ぶようになった
のだそうです。
◯鏡餅の飾りの名前と意味
・三方(さんぽう)
鏡餅をのせる台のことです。
三方は神様にお供え物をするときに
使われます。
- 材料→檜(※檜=神聖な木)
- 形→四角
- 三面に◯穴が開いている(→三方の名前由来)
・四方紅(しほうべに)
四方を紅で縁取ってある色紙で、
三方に敷いて鏡餅を乗せるのに
使います。
四方を紅で縁取り
=天地(天&地)四方(東西南北)
- 拝して災いを払い
- 新年の繁栄
の願が込められています
・海老飾り.水引
水引は人と人を繋ぎ、
心と心を結ぶと
されています。
海老は腰が曲がるほど
長生きできますように
と、願った縁起物です。
・御幣(ごへい)
- 形→四角形が赤白交互に連なった
帯状の紙
- 赤→魔除け
繁栄祈願の願がが込められています。
・裏白(うらじろ)
- シダの一種。
- 表面→緑
- 裏→白
∴裏白となりました。
裏表のない→清廉潔白の心
を表します。
また、特徴として
古い葉とともに
新しい葉が生えてくるので
子孫繁栄の願いが込められています
・昆布(こんぶ)
昆布のことを昔は広布(ひろめ)と
呼んでいて
- 喜び(よろこんぶ)が
広布(ひろめ)広まる。
という縁起の良い語呂合わせです。
・橙(だいだい)
家系が代々(だいだい)
栄えますように
願いがこめられています。
橙の特徴として
実が熟しても枝からおちません。
その様子を家庭に見立て
木に何代もの実がつく
→家族繁栄を祈願
・串柿(くしがき)
干し柿を串に刺したもの。
- 柿→嘉来(喜びや幸せをかき集める)
語呂合わせです。
また、干し柿の種は大きく
子宝に恵まれる
意味もあるそうです。
その他、
柿は串の真ん中に6個
両端に2個ずつ
離れて刺してあるのですが、
にこにこ仲むつまじく
2 2 6
または
ふうふ(う)仲むつ まじく
2 2 6
という、語呂合わせで
いわれることもあります
・伊勢海老
海老のように
腰が曲がるまで
元気に長生きできますよーに
と、願を込めて飾る
地域もあるそうです。
◯鏡餅はどこに飾るの?
大きい鏡餅を
床の間に!
※床の間がなければリビングでもOK!
床の間より少し小さい鏡餅を
仏壇&神棚に!
台所&各部屋&大事な場所には
小さな鏡餅を!
というのが風習なのだそうです。
◯まとめ
いかがでしたか?
鏡餅を飾るのにも色々な願が
込められているのですね。
素敵な日本の伝承行事を
子どもたちに伝承していけるように
したいですね。
良い年をお迎えくださいm(_ _)m(^o^)