◎藤原道長の嫡妻・源倫子役は黒木華さんっ！
宇多天皇のひ孫にあたる人物です。
紫式部（まひろ）とも
交流がある役柄だそうです。
そんな源倫子役を演じるのは、
演技力に定評のある黒木華さん。
黒木華さんは
どの役の色にも染まる演技力。
色々なタイプの役を
自然に演じることができる演技力で、
演技してるの？って
くらいうまい！
大好きな俳優さんです。
黒木華さんが
画面に映ると
映画のように見える
ボリュームというか
迫力を感じます。
不思議な魅力があって
その物語の世界に観ている側まで
惹き込んでくれます。
和装もとてもお似合いになるので
今回のドラマは
平安時代なのでさぞ
優美なのでしょうね。
楽しみです。
◯源倫子とは
倫子は将来、
天皇の后になると
期待されていましたが、
貴族らの策略により
天皇がコロコロ変わるし、
次に即位した一条天皇はまだ8歳、
倫子は天皇后になるチャンスを
逸してしまいました。
永延元年（987）
朝廷でのポジションは
まだ低かった道長と結婚。
容姿端麗な道長に母が惚れ込み
父は反対していましたが、
母に説得され、結婚となりました。
道長（22歳）倫子24歳。
当時の道長にとっては、
年上で
家柄も格上の
釣り合わないお相手
だったようで、
本来であれば、
道長が結婚できる
お相手ではなかった
ようなので
のちの道長の活躍を考えると
道長にとって倫子との結婚は
これは縁があったといいますか
神にも後押されているような
ラッキーなできごとですね。
倫子のその時の状況的に、
皇后になるのは
難しかったからと、
許されたのでは？と
考えられています。
◯平安時代の貴族の結婚スタイルは
いわゆる「通い婚」（正妻は同居もある）。
夫が妻の家を訪れるのが一般的。
正妻は同居をしますが、
妻の家で暮らすケースが多く、
道長も、
土御門殿（妻の実家が所有宅）で、
倫子と倫子の家族と暮らしています。
しばらくすると、
倫子の親兄弟は
隣接する一条殿に移りましたが、
それまでは、
同じ屋根の下に
暮らしていたそうです。
倫子は気性が穏やかで
2男4女をもうけています。
ちなみに四女・嬉子は44歳の時の
お子さんで、
現在でこそ44歳は
現役バリバリ。
出産もできる若い年齢
ですけど
当時の40代は
今の感覚で言うと
後期高齢者くらいの年齢。
倫子ってすごい！
話は戻りますね。
そんなこんなで
藤原摂関家の
圧力だけでなく、
宇多源氏（倫子の実家）の
家格も影響もあり、
のちに娘が3
人天皇の后になり、
地位を確立。
宮中で道長が威厳を保つには
実家のサポートが必要でしたので、
倫子はその為に
尽力＆その気配り
サポートしていたそうです。
平安時代、
- 貴族の出世
- 権力争いは
女性の支えなしで
成り立たなかった
ようですので
色々な意味でホント
できた奥様ですね。
◯倫子は平安時代平均寿命はるか超え長生きした
倫子は女性ということもあり、
あまり詳しいことは
わかっていませんが
倫子と倫子の家族は
とても長生きだったようです。
平安時代の平均寿命は
男性→33歳
女性→27歳
で、
倫子はというと→90歳
倫子の母は→86歳
倫子の娘・彰子→87歳
3代でこの時代のこの年齢は
驚異的ですね！
長生きいいなぁ〜と
思いますが、
倫子は3人の娘（彰子以外）に
先立たれているのです。
悲しみのあまり遺体を抱きしめて
泣いたと伝わっています。
この娘さんたちは
ご自宅で最期を
迎えられているようなので、
倫子が看病していたのでは？と
かんがえられています。
子どもが、大人になっても
ちっちゃい子みたいに
看病をしたりと、
すごく子どもを大切にしていた
優しい母の愛を感じますね。
◯まとめ
源倫子のことはあまりわかっていませんが、
倫子の絡んだエピソードは
わりとあるようですので
ドラマではどのように描かれるのか
楽しみですね。
