歯は大事にしようねっ!
みたいなこと
近年たくさん言われるように
なってきたように思いませんか。
私の子どもの頃には
そこまで歯のことを
言われていませんでした。
ある程度歳を重ねると抜けちゃう
ものとして考えていましたし、
それは避けられないこととして
捉えていました。
現在、人生100年といわれるこの時代
個人差はありますが、
80歳を過ぎても自分の歯で
生活されている方はたくさん
いらっしゃいます。
失ってしまった歯は戻ってきませんが
今ある歯を大切にしようと思います。
自分の歯で食事をできることの
ありがたさ失うまで
気づきもしないですよね。
それは当然のことです。
当たり前だとおもっている
私たちの歯がどれだけ私たちの
健康に!人生に!
大きく関わっているのか
見ていきましょう!
1. 食べ物を効率よく噛むため
歯は、食べ物を噛み砕いて
消化を助ける役割を果たします。
歯が健康でないと、
十分に噛めず、
胃腸への負担が増えたり、
栄養吸収が不十分になったり
することがあります。
2. 感染や炎症を防ぐため
歯や歯茎の病気(虫歯や歯周病)は、
放置すると口腔内の感染が広がり、
全身に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に歯周病は、
糖尿病や心臓病、
肺炎などのリスクを
高めるとされています。
3. 発音や顔のバランスに影響を与えるため
歯は、正確な発音や
顔の形を保つために重要です。
歯が失われると
発音がしづらくなったり、
顔の輪郭が変わったりする
可能性があります。
4. 口臭や見た目の印象に影響するため
歯の健康を維持することで、
口臭を防ぎ、
清潔感のある印象を
与えることができます。
これは対人関係や
社会生活においても大切です。
5. 全身の健康との関連性
近年の研究では、
口腔内の健康と全身の健康が
密接に関連していることが
わかっています。
例えば、
歯周病菌が血液中に侵入すると、
動脈硬化や心疾患の原因に
なることがあります。
6. 将来的な医療費を削減するため
歯の健康を維持することで、
将来の歯科治療や全身疾患に
かかる医療費を抑えることができます。
◯予防のためにできること
-
毎日の正しい歯磨き
歯科予防のための正しい歯磨き方法は、
むし歯や歯周病を防ぎ、
口腔内の健康を維持するために
非常に重要です。
以下に具体的なポイントを
説明します。
・正しい歯ブラシの選び方
ブラシの硬さ→柔らかめの毛
(「ソフト」や「普通」)が
歯茎に優しく、
細かい部分まで届きやすいです。
ヘッドの大きさ→小さめのヘッド
が奥歯まで届きやすいです。
・ 歯磨きのタイミング
毎食後が理想ですが、
少なくとも朝と夜に磨きましょう。
夜の歯磨きは特に重要で、
寝ている間に唾液の分泌が
減るため、
むし歯菌が活動しやすくなります。
・適切な歯磨き粉の使用
フッ素配合の歯磨き粉を
選ぶとむし歯予防に効果的です。
使用量は豆粒大が適量です。
・正しい磨き方
力を入れすぎない→軽い力で行う
(ペンを持つように歯ブラシを持つと良い)
歯と歯茎の境目を意識
→歯と歯茎の境界線を小刻みに磨く。
時間をかける
→1回につき2~3分を目安にする。
奥歯も忘れずに
→特に奥歯や内側も丁寧に。
・歯間ブラシやフロスの使用
歯ブラシだけでは取れない
歯と歯の間の汚れを
除去するために、
歯間ブラシやデンタルフロスを
併用しましょう。
・仕上げのチェック
鏡を見て、
磨き残しがないか確認します。
特にむし歯や歯石が
つきやすい奥歯や歯の裏側を
注意深くチェック。
-
定期的な歯科検診
歯磨きだけでは完全に
予防することは難しいため、
3~6か月に一度歯科検診を受け、
専門家によるクリーニングや
アドバイスを受けることが
重要です。
正しい歯磨きを習慣化することで、
むし歯や歯周病のリスクを
大幅に減らすことができます。
-
砂糖の摂取を控える
砂糖を控えることは
歯の健康にとても重要ですが、
甘味料によって歯への影響は
異なります。
以下に、
砂糖の代わりに使用される
主な甘味料とその歯への
影響について説明します。
1. オリゴ糖
オリゴ糖はむし歯の
原因菌(ミュータンス菌)が
利用しにくい性質を持っています。
一般の砂糖(ショ糖)と比べて
むし歯リスクは低いですが、
完全にゼロではありません。
一部のオリゴ糖製品には
砂糖が混ざっている場合があるため、
成分表示を確認しましょう。
2. キシリトール
キシリトールはむし歯予防効果が
認められています。
むし歯菌が利用できないどころか、
菌の活動を抑制する働きがあります。
キシリトール入りのガムや
タブレットは、
歯磨き後や食事後に摂取すると
効果的です。
3. ステビア
ステビアもむし歯菌が利用できない
甘味料のひとつです。
植物由来でカロリーが
ほぼゼロなのも利点です。
歯に優しいだけでなく、
健康面でも問題なく使用できます。
4. エリスリトール
キシリトール同様、
むし歯菌が利用できず、
むし歯予防効果があるとされています。
また、カロリーが非常に低いのも特徴です。
5. 果糖や蜂蜜
果糖や蜂蜜は天然由来ですが、むし歯菌が利用できるため、歯に対するリスクは通常の砂糖とほぼ同じです。適量に抑えることが必要です。
6. 人工甘味料(アスパルテーム、スクラロースなど)
むし歯菌が利用できないため、
歯への悪影響はありませんが、
過剰摂取は健康面で
懸念がある場合があります。
甘味料を使う際の注意
むし歯予防を目的にする場合、
キシリトールやエリスリトールが
おすすめです。
甘味料を摂った後も、
歯磨きや口をすすぐ習慣を
心がけましょう。
子どもに与える場合は、
甘味料の選択と量に注意してください。
甘味料を工夫することで、
甘さを楽しみながら
歯の健康を守ることが可能です!
-
フッ素入り歯磨き粉や洗口液の使用
歯の健康を守ることは、
長期的な健康や快適な生活を
支える基盤となります
◯まとめ
歯を大切にすることは、
食べ物を噛むだけでなく、
発音や笑顔にも関わり、
健康と日常生活に欠かせません。
ケアを怠ると虫歯や歯周病が進行し、
最悪の場合歯を失う可能性が
あります。
歯を失うと食事が楽しめず、
栄養不足や消化不良の原因に
なることもあります。
さらに、
歯周病は心臓病や糖尿病など
全身の健康に影響を与えることも
あるそうです。
毎日の歯磨きや定期的な
歯科検診でこれらのリスクを
減らせます。
健康な歯は自信や笑顔にもつながり、
より良い人間関係や生活の質を
築くために役立ちます。
日々のケアを心がけ、
歯を大切にしましょう。